会社役員からのハワイ留学、そしてロサンゼルスで働き、父になる。

カナダ、ハワイ、LAに住みながら海外生活が9年目に突入。今更いろいろ文化の違いに驚く、ついでに紹介。

アメリカの台風はなぜ名前がついているのか?そーいえば知らなかった素朴な疑問。

今は日本も梅雨まっさかりということで、

天気にちなんだトピックでひとつ書いてみたいと思います。

 

 

 

20歳を越えてからのアメリカ生活も6年目に突入し、なんだかいろんなことを知っている気になっていたのですが、

先日ロサンゼルスに遊びに来ていた友人に”そーいえばアメリカの台風ってよくニュースで見るけど、なんで名前ついてるの?”と聞かれ、自分でも気になったので調べて見ました。

 

 

 

 

 

 

日本では台風9号や13号などその年の何番目の台風なのか?を数字で表記するのが一般的ですよね。

 

 

 

そもそもアメリカの台風のニュースを日本で見ている時に、

人の名前だとなんだか覚えやすい気もするけど、

順番やいつ来たのか?など非常に紛らわしいなぁと思っていました。

 

 

 

このアメリカで台風に名前をつけると言う習慣は1940年代から始まっているようで、

諸説あるようですが、1940年代に台風を題材にした小説の中で台風に名前をつけたのがきっかけで、

それを気に入った気象学者が自分の妻の愛称をつけるようになった。ということらしいです。

 

 

 

そしてなんとなく記憶に残っている方も多いと思いますが、

カトリーナという台風がアメリカで大暴れしたのが2005年のことで、

この時には日本でも連日被害状況などニュースで報道されていため、

なんとなく女性の名前をつけているのかな?というイメージでした。

 

 

 

実際は男性の名前も今はつけているようですが、習慣の始まりは女性の名前のみだったのを

1979年から男性の名前も使うようになったようです。

 

 

 

じゃあ誰が決めているのか?という問題についてですが、

アメリカのマイアミにあるナショナルハリケーンセンターというところがきめているようです。

https://www.nhc.noaa.gov/aboutintro.shtml

 

 

 

ハリケーンの名前の基準は、誰でもが読めて、スペルが簡単な名前から選ばれるらしく、

その名前をAからWまでに21のアルファベットを男性名、女性名で交互に使っているようです。

そのため、先ほどもすこし触れた2005年のカトリーナの場合、

Hurricane CatarinaとCで始まることから2005年3番目の台風だと言うことがわかるようです。

 

 

 

なんとも意外とよくできたシステムですよね。

しかもこの名前は6セットあり、6年周期で同じものを使いまわしているそうです。

 

 

 

 

 

 

知れば知るほどよくできたシステム。

 

 

 

しかも、特に被害の大きかった台風には<永久欠番>制度があり、

何度も登場しているカトリーナなど甚大な被害があった台風は翌年以降のリストから除外され、

新しく名前が追加されるので、その年以降の台風とも被らないという工夫もされているようです。

 

 

 

そんなのとっくに知っているよ!

という人もいるかもしれませんが、今度からアメリカの台風のニュースも名前がアルファベット順など

覚えておけば違った見方ができるかもしれません。

 

 

 

意外なところにあるカルチャーの違いを紹介させてもらいました。

なんとなく流しているけど、理由を知らないことって結構多い気もするので、

これからも紹介していきたいと思います。