サッカーと呼ぶ国は実は日本とアメリカだけ?ワールドカップで思った英語の疑問。
残念ながら、日本はベルギーに負けてしまいましたね。
日本国内では時差の関係で真夜中の観戦だったようですが、ロサンゼルスでは朝7-11時ごろからの日本戦が多く、結構しっかりと見ることが出来ました。
FIFA主催のワールドカップですが、実は世界最大のスポーツイベントだということを今回初めて知りました。
ワールドカップ同様に4年に一度開催されるオリンピック。このオリンピックの視聴者数は40-50億人。
それに比べ、ワールドカップの視聴者数は250億人とも言われています。
ボールひとつあればどこでもできる!サッカーはそういう部分が世界中誰でもできるスポーツとして、親しまれているんですね。
そんな世界最大のスポーツイベントを主催するとFIFA、正式名称はフランス語で“Fédération Internationale de Football Association”。
ん?
Football?
これが今回の疑問です。
サッカーという国とフットボールと呼ぶ国が分かれています。
今住んでいるロサンゼルスはアメリカなので、基本的にはサッカーと呼びます。実はこのサッカーという呼び名アメリカ、カナダ、日本と他数ヶ国でしか使われていない、実は少数派の呼び方です。
FIFAを見ればわかるように、
Football = フットボール
が国際的には一般的なようです。
じゃあなぜこの違いが生まれたのか?
実はもともとはイギリス発祥の言葉だそうです。association footballが語源で、どこの国も略すのがお好きな様で、もともとはassoccerとaがつけられていたのが、徐々に今の形になったようです。
The rugby football game was shortened to ‘rugger,’ a term recognized in British English to the present day, and the association football game was, plausibly, shortened to ‘soccer’” Szymanski writes. (Apparently ending words in “er” was a fad back then.)
This Is Why We Call It 'Soccer,' Not 'Football' | HuffPost
最後の“er”はどこから来たのか?という疑問も生まれますが、当時イギリスで最後に“er”をつけるのが流行っていたという理由だそうです。笑
その後アメフトがアメリカでは国民的スポーツとして広まったこともあり、foodballといえばアメフト、foodballはサッカーという違いが明確になったということだそうです。
まだ2週間ほど続くワールドカップ。まだまだ世界を盛り上げてくれそうです。