パーソナルスタイリストサービス"Stitch Fix"、実際にどこまで自分の好みを把握してくれのか?
自分が若い頃によく思っていたことが、「おじさんたちはなんでこんなにもダサい格好で平気で歩いているんだろう?」ということ。
いろいろなファッション雑誌を買って、高いブランドのものを買ってみたり、自分の体型に合う洋服を探してみたり、”ファッション”というものに傾けた時間や情熱はみなさん多いと思います。
しかし、最近30歳を越えお腹が出てくると、そんな自分の現実が受け止められず、どんな服を来てもテンションが上がらない時があります。そしてそのまま現実を直視しない時期が1年ほど続くと、服装に対する興味がだんだん薄れていることに気づく。
そんな負のサイクルに完全に陥ってしまっています。
アメリカでは、そこまでファッション(特に男性)に気を使わなくても、周りもそうだから気にならならないという言い訳は大いにありますが、これから子供が生まれる僕としては、”めざせかっこいいお父さん”ということで改めて自分を見つめ直すことにしました。
そーわいっても、どこで何を買ったらいいかわからないというのが最初の悩みです。もちろん日本で売っている服とサイズ感も違う、いろいろ考えていると重い腰がより重くなる結局今のまま変わらない。
そんな僕がニュースアプリをザッピングしていた時にぴったりのサービスを見つけました。
それがこの「Stitch Fix」というサービス。
どんなサービスかというと、”パーソナルスタイリストサービス”という耳慣れないサービス、要はテレビに出ている芸能人のかたに付いているとよく聞くスタイリストさん、おしゃれな人がおしゃれな洋服を勝手に選んでくれる。一度は憧れたことありませんか?それを僕という個人に合わせてしてくれるというサービスなんです。
じつはこのパーソナルスタイリストサービスはアメリカで徐々に利用され始めているサービスで、現在では大小合わせて20社以上はあると言われいます。そのなかでこのStitch Fixは2017年に上場も果たし、売り上げは1,000億を越えるいわばリーデイングカンパニーです。
インターネットで洋服を買うようになって久しいとは思いますが、そこでやっぱり気になるのが、サイズ感であったり、実際の色、また自分に似合うか?ということ。
だからこそ実際にお店に足を運んで、試着して買わなくてはいけないというのが今までの考え方でした。
それをおしゃれな人が自分の代わりにやってくれるというのですから、こんないい話はありません。早速申し込んでみました。
サービスの流れは、
- 自分のファッションの好み、サイズ感、身長、体重などのパーソナル情報を登録。
- デリバリーを注文(この時に発生するのは、20ドルのスタイリング費のみ)
- 実際届いた商品から好きなものだけを選び、そのお金を払う。(必要のないものは送り返す、もちろん送料は無料)
というシンプルなもの。
このサービスで一番肝心なのが、本当に自分好みのものを、自分にあったサイズで選んでくれるのか?ということですよね。
実はサービスを利用するにあたり登録するパーソナル情報は実に質問として80問もあります。
そこには、先ほども行ったように身長、体重、いつも来ている服のサイズから、どのようなシチュエーションで服を着ることが多いか?(会社へ行くためのカジュアル服、休日に出かけるためのリラックスしたものなど)あとは、好みのデザインやサイズ感へと多岐に渡ります。
例えばこのように好みのサイズ感の質問が写真付きであったり、
普段着ている好みのブランドであったり、
どのようなスタイリングが好みか?という具合です。
写真でお見せしたのはほんの一部でこういった質問が細かくあり、だいたい全てを堪えるのに10-15分ほどかかりました。
これだけの質問を答えるとこの会社が扱う約700ブランドの中から僕にあった服を選んでくれるという寸法です。なんとこの会社全従業員の半数以上がスタイリストとして働いており、その数約4000名。
4000名ものスタイリストがいるからこそ、いろいろなニーズやサイズ感にも対応できるのかと思います。まだ届いていないため実際にどのようなものが届くのか?満足するのか?がっかりするのか?わかりませんが、なんとリビート率は驚異の80%超え。
多くのクライアントを満足させるこのサービスに期待してやみません。
また届いたら、続報お届けします。