会社役員からのハワイ留学、そしてロサンゼルスで働き、父になる。

カナダ、ハワイ、LAに住みながら海外生活が9年目に突入。今更いろいろ文化の違いに驚く、ついでに紹介。

ハワイに住むにはどうしたらいいか? 語学留学編。

どうも、ケビンです。

 

僕は2012年の5月から2018年の3月まで約6年間ハワイ州のオアフ島、ホノルルに住んでいました。

 

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はじめは、学生として住みはじめ、卒業後2015年には一旦日本に帰国し、6ヶ月ほど日本に住み、友人の紹介をきっかけに2016年からハワイの出版会社に勤務することなりました。

 

ハワイという場所は、日本人からしたらゆかりの深い土地で、最近のハワイブームから今では約140万人の旅行者が1年間でハワイに訪れているようです。これはハワイに年間で訪れる旅行者の約20%(全体が780万人程度)とという高い数値です。

 

僕が住みはじめた2012年には、あまり見ることのなかった中国人や韓国人の旅行者が最近では増えており、ワイキキでも目にすることが多いですが、それでもまだ中国、韓国ともに20万人程度と日本人観光者のハワイでの存在感の高さまだまだ群を抜いています。

 

旅行でハワイを好きになった人が、ハワイに住んでみたい!と思うのはある意味自然な流れで、僕も住んでいる時には友人の友人から、『実際住んでどうですか?』という連絡を何度ももらいました。

 

そこで僕がハワイに住むに当たって経験したことを経験談を踏まえ、書いていきます。

 

まずは住むとなったらビザ問題をクリアにしなくてはなりません。これはF、J、E、Hなどなど数あるビザ全ての話をしていると1記事ではまとまらないため、一番誰でもが取得可能なFビザ(学生ビザ)を前提に話を進めましょう。

 

まずビザの取得

 

ビザを取得するためには、自分でいろいろ調べて取得することも可能です。しかし、特に初めての留学などの場合現地の学校を見学に行くことなど、事前調査するのは厳しいし、何せなにからやったらいいかわからない。というのがメインの悩みですよね。そこで留学エージェントに頼むという選択肢が一番多いです。

 

多くの留学エージェントがありますが、僕はア・フォーリーフ海外留学NPOという所にお願いをしました。

 

理由は二つ、

  1. 実際にかかる費用以外の手続き手数料と言われる費用が0円というNPO団体が運営しているので、何かとお金がかかる留学時にお金を節約できる。
  2. 運営している宮坂さんが実際に自身もカナダに留学されていて、現在も海外に住んでいるため話がとてもスムーズ。『まじだ〜』が口癖の頼りになるお兄ちゃん的存在です笑

 

そして、学校選び

 

そこでじゃあ語学学校に行くのか、大学にそのまま行くのか?という選択肢になります。僕は高校時代に留学もしていたのですが、高校卒業後の約8年間No英語ライフを送っていたため、とりあえず語学学校に通って、大学に編入するという手順を踏みました。

 

ちなみにここでいう大学は、僕が一番最初に入学したKapiolani Community Collegeという、日本でいう所の短大です。

 

ある程度の英語は喋れたので、語学学校に行く必要があるか?という疑問もあったのですが、これがあとあと考えれば良い選択だったと思います。理由は、語学学校と大学で学ぶ英語が全く違うという理由からです。

 

語学学校では、クラスやレベルによっても異なるのですが、喋ったり、聞いたりという英語の学習がメインとなります。

 

大学では、もちろんアメリカの一般学生と同じ授業を受ける必要があるため、レポートなど作る際に必要な基本的な文法などを含めた読み書きの能力テキストを読む際に必要な単語力などを基本として学びます。

 

もちろん語学の習得をメインとする語学学校は生徒のレベルごとに授業が分かれているので、どのレベルの生徒でも受け入れてくれます。

対して大学KCCの場合、ESLに入学するための条件としてTOEIC430点通常の授業(英語以外の授業)を受けるためにはTOEIC650点という決まりがあります。

 

ほぼ全ての語学学校では、TOEICの対策授業を提供していますし、ハワイに行って語学学校でTOEICの授業をうけることも可能です。

 

もちろん、大学に入学すると語学学校より多くの学生がいるので、喋ろうと思えばいくらでもしゃべることができます。

ただし、はじめはやっぱり自信が持てなかったりして強制的にやられないと一歩が踏み出せない!というケースも多いため、語学学校である程度経験をして、大学に進学するという方がある程度スムーズだと僕は思います。

 

後は大学に入るとなると、入学前に学部を決める必要があります。ここも一つ覚えておいた方がいいのが、英語力がゼロの段階でKCC(Kapiolani Community College)のESLに入学するとESL50,52,90,92,94と5つのクラスがあります。数字が低い方が初心者、数字が大きくなるほどハイレベルというのは、どのクラスにも共通した所です。

 

はじめから英語力がある程度あれば、このESLのクラスは94からスタートということが可能ですが、一番下の50からスタートする生徒もたくさんいます。

そうすると1年間に2学期(夏を含めると3学期)なので、ひとつづつ進んでいくとESLをクリアするだけで2年近くかかる計算になります。

 

先生の判断で、1つや2つクラスを飛び越えることがよくありますが、基本的にESL94までのレベルに行かないと他の自分が受けたい学部の授業は受けられないため、ESLを終えるのに2年、そこから約2年かけて学部の授業を卒業した。なんてことはある程度聞きます。

 

だいぶ大学の話が長くなりましたが、僕の場合はグローバルビレッジという語学学校に通い、Univeristy Pathways Programというのを使いました。Univeristy Pathways Programはグローバルビレッジが提携している大学に入学をサポートしてくれるもので、語学学校の中で一定のレベルに到達すれば、先ほど行ったESLの一番上のクラスであるESOL94に入れるというものです。

 

語学学校は狭いハワイの中でもたくさんあり、実際に住んでみると学校ごとに特色があることもわかるのですが、なかなか行く前に特徴などはわかりづらいという部分はあります。

 

僕は他の語学学校でインターンもしていたので、英語が学びやすい語学学校の条件としては、

  • 英語以外禁止のルールがはっきりとしている
  • 日本人以外の生徒の比率が高い
  • いろいろな人に出会えるという意味で学校の規模が大きい

以上の3つかなと思います。

 

英語を学ぶ場合、英語しか喋れない環境に身を置くのがベストです。そういった意味では一つ目と2つ目は英語に強制的に触れられる条件となります。3つ目は、年齢層や性別が大きく異なる語学学校は、比較的生徒同士の交流が盛んで、日本人同士でも異文化交流に近いやりとりが生まれるため、特に若い世代にとっては面白い。という理由です。

 

英語を勉強するのにハワイ行くの?と来る前にはよく言われました。結果ハワイで英語が勉強できないということは全くありませんが、日本人が全くいない場所の方が、喋らなくていけない環境に身を置けますし、あとはアメリカらしい文化を知ることができます。カルチャーショックとか受けたい人には、ハワイ以外の方が楽しいかもしれません。

 

でもハワイでもハワイらしい文化に触れられますし、以前記事に書いたpidgin englishなんかも学べます。

 

次回は実際かかるお金の話でも書いてみますね。