かなりの隠れ家!リトル東京の近くで3代60年続く日本料理「お富さん」。これぞアメリカでしか体験できないディープな日本食体験!
今年は米国移民150周年とハワイや北米に始めて日本人が移民として渡って150年という節目の年です。
明治維新150周年とも偶然同じ時期らしく、徳川幕府があり、明治維新が起きる年、そんな映画で見るような時代にアメリカを新天地に選び、移り住んだ人がいるとは本当に信じられません。
ロサンゼルスには、世界的にも有名な日本人街「リトル東京」があります。
リトル東京といえば、櫓がトレードマーク。
そんなリトル東京のほど近く(といっても車で10分ほど)にボイルハイツという場所に今回のお店はあります。
その名も「お富さん」
見た目からかなりのディープスポット具合が伝わるお店だと思いますが、3代に渡って営んでおられ、すでになんと60年。
ロサンゼルスに数ある日本食レストランの中でも最も古いと言われる程です。
残念ながら、街並みの写真はないのですが歩いてる人はほぼスペイン語を喋っているというような土地柄です。
中は非常にアットホームな雰囲気で、ソファーを張り替えた以外は、オープン当時そのままというなかなか頑固な店づくり。
お店のおすすめすき焼き、ちらし寿司あとは天ぷら定食、天丼のボリュームが自慢らしいです。
僕がこの日頼んだのが、
カツカレー
インターネット上の英語ニュースサイトで「ロサンゼルスで食べるべき日本のカレー10選」に選ばれていたので、カレー好きとして見逃せません。
大ぶりのとんかつが1枚のっていて、カレーはスパイスがしっかり効いています。
お店の雰囲気もお料理も家庭的でとても居心地がいいです。
オーナーさんももちろん日本語です。
そしてご飯食べていると、レストランなので当たり前なのですが、いろいろな人が入ってきます。
すると明らかにこの辺に住んでいると思えない日本人お兄さんが、
お兄さん「こんにちは」
女将さん「〇〇さんどーも、今日はどおするの?」
お兄さん「もう1日お願いしたいんですけど」
という、レストランではかなり謎の会話。
バイトかな?日雇いバイト?
女将さん「じゃあ延泊ね」
女将さん「じゃあ25ドル」
もうわかったと思いますが、ここお富さんは「はまだ宿」という民宿も営んでおられるようです。
しかも25ドルという激安設定。
どうやら1泊の場合が30ドル、連泊になると1泊あたりが25ドルへディスカウントされるようです。
もともとここボイルハイツは、日本人や日系人という人たちがまだ好きな場所に住むこともままならない時代から、リトル東京で働いている日本人、日系人が住む場所として栄えたようです。
今では、そう言った先人のお陰で、好きな場所に住めるため、多くの日本人がバイルハイツを離れて、少なくはなっています。
ここのあたりは日系人の歴史などを合わせて知ることで、非常に興味深い話になるのですが、それはまた今度。
ロサンゼルスにある懐かしい日本食お富さん。もしリトル東京にいて、思い出すことがあれば是非行ってみて下さい。
かなりディープです!!!