【教育】日本とこんなに違う?アメリカの一流大学は学費も高額。お金持ちのための大学なのか?
毎年ある時期になると日本でも話題になる世界大学ランキング。
日本の最高順位は東京大学の46位と京都大学の73位。去年の日本の順位は調べていませんが、なんだか最近のランキングではだいぶ見慣れた順位の気がします。
僕もアメリカで一応カレッジには行きました。もちろんこんなランキングに入るはずもないカレッジですが、今回はアメリカの国内大学ランキングを見て思ったこと。
この大学ランキングについては、ソースにより若干の差が出るようです。
下記サイトから一部抜粋しています。
2018年アメリカ国内アメリカランキング
- プリンストン大学
- ハーバード大学
- シカゴ大学
- イエール大学
- コロンビア大学
- マサチューセッツ工科大学
- スタンフォード大学
- ペンシルベニア大学
- デューク大学
- カルフォルニア工科大学
いわゆる名門校の総称とされる”Ivy League(アイビーリーグ)”と言われる8校からは5校ランクイン。そもそもはカレッジスポーツ連盟の名称ということなので、まさに日本で言うところの”東京六大学リーグ”みたいなことですね。
次に下のランキングを見てください。
- 47,140ドル
- 48,949ドル
- 54,825ドル
- 51,400ドル
- 57,208ドル
- 49,892ドル
- 49,617ドル
- 53,534ドル
- 53,744ドル
- 49,908ドル
これは上の大学ランキングにある学校の学費を順位はそのままに記入したものです。
学費の平均で5万ドルを超えるという驚異の金額。この学費もちろん年間の学費で、4年会在学すると単純に4倍となります。
この学費にさらに生活費がかかります。
日本の大学はどうなのでしょう?有名私立ということで慶應義塾大学を目安にしてみました。文系、理系で値段も違うようですが、一番高額だと言われる医学部(6年間)で約2,200万円だそうです。年間に直すと約370万。もちろん高額ですが、アメリカの上にあるランキングの大学がいかに高いかわかりますよね。
僕自身第一子がこれから産まれます。まだまだ気が早すぎて、奥さんにもビックリされましたが、こんなに金お金がかかるのであれば今から準備しないとダメですよね。
アメリカの一流大学はお金持ちのためのものなのか?
ランキング1位のプリンストン大学をもう少し詳しくみていくことにしましょう。
ニューヨーク州の下ニュージャージー州のプリンストンにあるプリンストン大学。1746年設立という歴史のある学校で、非常に自然豊富なキャンパスからは過去に大統領をはじめ、ノーベル賞授賞者などを多く輩出しています。
そしてこのプリンストン大学が先ほどのリンクで紹介したランキングで1位になっている理由の1つとしては、充実した奨学金制度があるようです。
2001年に先駆けて奨学金制度を学校で設立したプリンストン大学。先ほど紹介した年間の学費を助成金や奨学金なしに支払っている学生は全体の40%ほど。実に60%は何かしらの助成金や奨学金を受け取っているということです。
奨学金、助成金の割合
ほぼほぼ奨学金で、約15%が州や国からの助成金。
約8000人の生徒がいる大学の全生徒で支給されている助成金や奨学金を割ると一人当たり約30,000ドル/年間支給されているという計算でそうです。財政的に学業的に恵まれている生徒だけが通うのではなく、優秀な生徒には支援も込みでサポートするというのがスタイルのようですね。
有名私立の中で先駆けてこういった対策を講じたことで、多くの生徒が集まり、大学ランキンの上位を誇っているということでしょう。
お金の話だけしましたが、このプリンストン大学たしかに狭き門で、全受験者の6.5%~7%しか入学を認められないそうです。国家資格の公認会計士の合格率が7%前後ということからも、この確率がいかに難しいことかわかると思います。
そうして入学した生徒が、在籍中にも勉学に励み、卒業後活躍している多くの卒業生からの寄付金などもあり、成り立っているようです。
現在40位台に甘んじている日本の最高学府の東京大学ですが、アジア最高位にはシンガポールのシンガポール国立大学が22位としており、その次は中国の北京大学27位、清華大学28位と続きます。
20位まではほぼアメリカが独占しているような状況のため、その中で1位に輝く学校という事で、アメリカ1位は世界1位ということなのでしょう。
日本の大学も高額だと思っていましたが、アメリカと比べると割安に見えてしまいますね。こういった高額の授業料の裏には本当に優秀だがお金のない人と、お金はあるが何に使えばいいかわからない人とのマッチングを大学で行うというメリットもありようです。
子供の学費に年間500万円以上使えるわけですから、まごうことなきお金持ち。
自分の子供が万が一優秀に産まれてくれたら嬉しいですが、こういったお金の心配も増えてくると思うとなんとも言えない心境です。