ハワイのビーチが様変わり?海水浴ではお決まりの日焼け止めが禁止される可能性。
僕も約6年ほど住んでいたハワイ、
なんと行ってもビーチが有名ですよね。
実際現地に住んでいる時、暇があると「とりあえずビーチいく?」か「ビーチでBBQする?」なんて言うのが1番メジャーな遊び方でした。
なんといってもワイキキビーチが有名ですが、地元の人たちがよく行くビーチなんかがあり、ハワイに住んでいる人であれば、
自分のお気に入りビーチのひとつやふたつはあるものでした。
ビーチといえば、日焼け
ということで、今回のメイントピックの“日焼け止めがハワイで禁止されるかも?”についてです。
今週火曜日に“ハワイ州全体において、2つの禁止成分を含む日焼け止めの販売を禁止するとおいう”法案が可決されました。
この後州知事のデービット・イゲさんが法案にサインをすれば、2021年1月からハワイでの日焼け止め(禁止成分含む)の販売が禁止されます。
ABCストアのこういう風景ももう見れなくなるかもですね。
禁止される成分はオキシベンゾンとオクチノキサートという2つの成分。
調べたところ耐水性の強い日焼け止めによく使われる成分らしく、パウダー系の日焼け止めには含まれていないらしいですが、海で使うのにそれでは意味がないですよね。
実に世界に流通している4000種類の日焼け止めにつかわれている成分らしいです。
禁止された理由としては、
サンゴ礁への悪影響が、2015年のハワイで行われた調査で認められ、それをサポートしたかたちでの法案可決ということらしいです。
調査によると年間14,000トンの日焼け止めがサンゴ礁の周辺に落ちることとなり、一滴でも十分なダメージを与えてしまう日焼け止めが14,000トンとなるともうなんだか想像できませんよね。
僕が住んでいた時よく聞いた話で、ハワイに昔から住んでいる現地の人は、ビーチ(特にワイキキ)の水質悪化を感じているようです。
昔はオゴというポケにもよく使われる海藻がワイキキでも取れるほど水が綺麗だったそうです。
確かにビーチを歩いていると波打ち際に、日焼け止め成分がたまって濁り、泡ができているところはよく見ていたので、綺麗なビーチが戻ってくるという事ではいいのかもしれません。
ただし、日本人以上に日焼け止めを必要しているであろう白人の人たちにとっては死活問題かもしれません。
もともと白人の人たちは目や肌が紫外線に弱いとされ、赤ちゃんが生まれた病院から退院する際には病院から日焼け止めの塗り方のレクチャーがあり、サングラスも病院側からプレゼントされるそうです。
日焼け止めメーカーとかからは反対も多いらしく、すんなりと行くかどうかはわかりませんが、これを機に環境へのダメージが少ない日焼け止めの開発が進むのでないでしょうか?
ハワイでこういった世界初となる法案が可決された事で、大きな流れを作ることが出来るれば、ハワイの海だけでなく、世界中の海でサンゴが生まれ変わる日が来るかもしれません。